墓地内の掃除詳細

墓地内の掃除詳細

  • 1.植木の剪定・刈り込み
     枝葉が隣の墓地に伸びていたり、墓石にかかっている場合等
     さっぱりカット(手の届く範囲での作業となります。)
  • 2.枯れた花、落葉、ゴミ等除去
  • 3.雑草むしり、雑木刈り
  • 4.床石、敷石、枠石
     材質に応じて水洗い、ブラッシング、布拭き
  • 5.塔婆立て
         材質に応じて水洗い、ブラッシング、布拭き
  • 6.玉砂利チェック
      墓地内の一部玉砂利が土に埋もれている場合は、
    掘り起こし、水洗い後敷き直し。

墓石の掃除詳細

墓石の掃除詳細

  • 1.墓石表面に付着した汚れ落とし
    墓石掃除は、水洗いが原則です。全体をやわらかいスポンジや布などでやさしく水で手洗い掃除します。
  • 2. 墓石が長期間直射日光や雨風にさらされて墓石表面に固着した汚れ、水洗いだけでは落ちない水垢・コケ等の汚れ落とし
    水洗い用ブラシや、タワシで擦ります。彫刻部分の汚れは、歯ブラシを使って奥の汚れを取り除きます。
  • 3. 水洗い及びブラシ等で落ちない汚れ落とし
    ご要望により、墓石用の洗剤を使用して汚れを取り除きます。   墓石に浸み込んで墓石を傷めたり、変色する心配の無い洗剤を使用します。   墓石表面の粒子と強力に固着した汚れ等は除去できない場合があります。
  • 4.洗剤等で落ちない汚れやシミ落とし
    ご要望により、墓石用の研磨剤を使用して汚れやシミを取り除きます。   墓石を破損したり、傷つける心配の無い研磨剤等を使用します。 墓石内部から発生するサビ、シミ、変色等は除去できない場合があります。
  • 5.墓石全を拭き上げ
    専用布で墓石全体の水分を拭き上げます。
  • 6.上記段階を踏んだ墓石にやさしい掃除を実施します。
    その他、お客様ご要望の掃除方法がございましたらその方法にて実施賜ります。

●墓石掃除は水洗いが原則の理由

墓石は長期間雨ざらしの状態に置かれますから水分を吸って内部浸透し、凍結したり、乾いたりを繰り返していくうちに劣化していきます。 そのため墓石には水分が内部浸透しにくい構成成分が高密度で低吸水率である御影石が適しているわけですが、 そんな御影石でも水を掛けると内部浸水して色が変わるのが分かります。洗剤で洗うと含有成分の薬品が浸み込むということになります。 御影石の成分表によると酸化アルミニウムAl2O3のアルミニウムは アルカリ性の洗剤、例えば洗濯用洗剤や住宅用洗剤(マジックリン、マイペット、カビキラー等)で変色します。 また酸化鉄Fe2O3やFeO等の鉄分は内部浸水によりサビが発生します。 水垢や鉄サビの除去には酸性の洗剤、例えばトイレ用洗剤(サンポール)や浴室用洗剤(バスマジックリン、おふろのルック)が効果がありますが、 即効性がないので、酸性洗剤が浸透後にブラッシング等の除去作業をすることになります。 しかし、それでなくても酸性は石材を脆くする性質があるので酸性洗剤を墓石に浸透させることは劣化を促進させることになります。 食器用洗剤なら中性洗剤だから大丈夫と思いきや、最近主流になりつつある洗剤は弱アルカリ性(ジョイ:最近中性表記)や弱酸性(チャーミー マイルド)のように中性でなくなってきているので注意が必要です。 中性洗剤だから安心というわけでもありません。 御影石には使用できるが大理石に使用できないといった中性洗剤もありますから逆のケースがないとも限らないので、洗剤選びには細心の注意が必要です。 墓石は、何代にも受け継がれていくものです。長期間に渡って寿命を維持するためには、一時の表面上の清掃だけでなく、 墓石内部の鉱物成分に配慮した清掃をしなければなりません。 お墓スタッフでは、お墓の清掃のご報告と併せて、墓石の状態の無料診断もさせていただいております。
*ジョイって油汚れを強力に落とすCMで衝撃的にデビューしたのを今でもはっきり憶えています。 でも最近、昔のように汚れが落ちないとか汚れ落ちが悪くなってきたと聞くようになりました。 な〜んでかなと思ったら、液性表記がいつのまにか弱アルカリ性から中性に変わっているではないですか。 手荒れや主婦湿疹が問題になったんでしょうけれど、弱アルカリ性洗剤として油汚れを強力に落とすイメージだけを消費者に植え付けておいて、 いつの間にか中性洗剤として実は普通レベルの油汚れを落としになってるって、それって詐欺商法?のような気がしてなりません。



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